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住宅密集地だから意識した、障子窓と換気のこと

駅前の住宅密集地に土地を買った我が家。隣との壁の距離は60cmしかなく、真向かいの家との距離もたった4mです。そんな環境でもプライバシーに配慮しながら窓をつけて採光を取り、換気するにはどのようにしたらよいのでしょうか。我が家の実例をもとに意識したことをまとめます。

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閉めたままでも明るい障子窓を採用する

人の目が気になる2ヵ所に障子窓を採用しました

家と家が向かい合うようにして建つ住宅街に家を建てたため、プライバシーと採光は悩ましい問題でした。それを解決したのが、この障子窓です。1日中 閉め切っていても光を通すので明るく、それでいてお向かいやお隣からの視線もブロックできます。我が家では近隣の窓がこちらを向いている2つの窓で障子を採用しました。

西向きの我が家。真向かいは2階建てなので、閉めた状態でもこれだけ明るくなります

「障子の張替えが面倒……」という場合、特殊強化障子紙のワーロンを選ぶのがおすすめ。薄い樹脂のような素材で、うっかり物をぶつけても破れません。ペットや小さな子どもがいるお宅にも◎

障子以外にも、和紙のロールスクリーンを採用する方法も。窓を開けても壁しか見えない場所があり、入居後にニチベイのロールスクリーンを入れました。柔らかな光が入ってきて、お気に入りです。

障子を開けたい日のために。目隠しに植木を置く

いくら採光性がよいといっても、ずっと窓を閉じたままというのは気分的によくありませんよね。晴れた日や風のそよぐ日には思い切り開け放したいこともあります。そんな時、躊躇なく障子を開けられるように目隠しの植木をベランダへ設置しました。選んだのは高さ2mを超えるシマトネリコです。常緑樹なので葉が落ちず、一年中お向かいからの視線を遮ってくれます。

園芸用のラティスフェンスも検討しましたが、葉物ならば抜け感があって窮屈さがありません。お庭も作れない狭小住宅ですが、リビングから緑が見えるととっても癒やされます。

これも借景? 白いサイディングの壁を活かす

ダイニングの窓からは隣の壁が至近距離に見えるような状態です。一日中、壁しか見えないのも滅入るからとロールスクリーンを付けて下ろしっぱなしの時期もありました。でも、サイディングが真っ白であること、模様がうるさくないからか訪れた友達が「白い襖に見えるね」と。

なるほどたしかに、と思ってスクリーンを上げるようにしたら思わぬ発見が。白い色が幸いして光を拡散してくれるのです。壁と壁のスキマは60cmだし、家のちょうど中間の位置で光もさほど入らないだろうと思っていたけど思っていたよりも部屋を明るくしてくれていました。それからというもの、気分やディスプレイ、天候によってスクリーンの開閉を決めています。

近隣の家の壁が真っ白なら、何も景色は見えなくても思い切って窓をつけてしまうのもアリではないでしょうか。

対面に窓をつけて換気しやすい家に

これは簡単な我が家の間取り図。24時間換気システムがあるものの、天気のよい日には窓を開けて風を通したくなります。体目や対角の位置に2ヵ所以上の窓を作ったことで、どんな風向きの日でも空気の通りがよいです。

シマトネリコを目隠しに置いているリビングの障子窓の向こうには、ワンルームアパートが建っており。我が家の方向に各戸のベランダがついている状態です。お勤めの人が多いのか平日は人気がないものの、土日などは朝からお布団を干したりまとめて洗濯物が干されます。

そのため、洗濯物を干しているような日には障子窓は閉めて過ごしますが、窓を5箇所つけたおかげでどこかしら2ヵ所開ければ風がすっと抜けるので換気に不便はありません。

現地に足を運んで、情報を家づくりに活かす

ほかにも設計の段階から、どんな家が周囲にあってどんな暮らし方をしているのか現地へ足を運んで観察するのもおすすめです。我が家の場合も何度となく現地へ行っていたため、引越し前からご近所さんと仲良くなりました。どこにどんな人が、どんなふうに暮らしているのか色んな情報をもらえました。 それが結果的に「ここに窓を付けたいのですが構いませんか」と、隣近所の人へざっくばらんに聞けるような仲にもなれたのかなと思っています。

ほかにも同じ場所で暮らす人たちがどんなふうに季節ごとの暮らし方をしているかも役立つ情報です。たとえば「西日が強烈なのはどこの位置か」「真夏はどんなふうに日除けをしているか」を知ることで、その方角に窓やベランダをつけないようにしたり、暑さに強い植栽を選ぶなど家づくりに活かせました。

以上、我が家のリビングダイニングを例にした住宅密集地の窓の考え方をまとめました。プライバシーを配慮しながら採光や換気を両立させるのはさほど難しい話ではありません。工夫次第で自分好みの快適な家がつくれるのが注文住宅のおもしろさ。 間取りづくりや仕様選びで役立つので、まずは情報収集から始めてみましょう。

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