英語で島を意味するアイランド。デスクを壁付けにしない配置は、これになぞらえてアイランド型デスクと呼ばれます。4畳しかない狭いワークスペースですが、IKEAのLAGKAPTEN(ラグカプテン)でL字デスクをアイランド型に配置しました。視界の抜け感や卓上の作業スペースが拡がり、とても満足しているので私のデスクを紹介しようと思います。
PCデスクの配置をアイランド型にした効果
以前は壁につけて配置していたこともありましたが、1日座っている場所から見える景色が壁というのは閉塞感があり。壁から離してデスクを配置する、アイランド型に変更しました。ごちゃごちゃとしているので、好みは分かれると思いますが、パリのアパルトマンにある書斎のようなイメージです。
アイランド型のデスク配置にするメリット
すでに1年以上、アイランド型にしてから経過していますが感じたメリットは次の2つです。
- 視界が開けるので、狭い書斎でも開放感があって快適
- ふいに人が後ろに立つことがない
デスクサイドにも窓をつけましたが、60cm先に隣の家の壁があり。明り取りとしては機能していないので、終日暗いのですが、階段側には窓があり。こちら側は隣が2階建てなので、3階はとても明るいのです。
アイランド型にしたことにより、自然光のなかで仕事ができるなったのは大きいです。部屋全体を見渡せるため、視界に明るい窓が入って気分よく仕事ができます。4畳という狭さに加えて、壁付本棚の圧迫感があっても視界が開けると不思議と広く感じます。
隣の部屋に夫の仕事場があるため、用があると私のところへ来て声を掛けてきます。作業に集中している時などは背後に人が立つ気配がわからず、作業内容を見られてしまうことも。アイランド型ならば後ろに人が立つ心配がないので、作業に集中できるのも利点です。
アイランド型のデスク配置にするデメリット
そんなアイランド型のデスク配置にもデメリットはあります。
- 選ぶ机のサイズによっては、狭いスペースをより狭くしてしまう
- 掃除がしにくい
- 隠すものがないため、配線ケーブルに工夫が必要
広い家ならば気にしませんが、何しろ4畳の限られた面積。デスクを部屋の中央に置くため、大きさによっては狭さが強調されるし、掃除もしにくい構造に。
ここで経験値からの注意点がひとつ。狭さを考慮して小型の字デスクを購入したものの、いざ使ってみると不便で結局1年半で買い替えするに至りました。
理由は卓上スペースの狭さです。 資料を広げたり書き物をしたり、ノートPCも2台使う時などはスペースが足りず。部屋が狭くならないように小さなデスクを買って、作業スペースが狭くなるのは本末転倒でした。
また、大きな課題となるのが配線問題。壁付けと異なり、アイランド型デスクは配線ケーブルが丸見えになります。コード類をどう束ねて目隠しするのか工夫が必要になります。
PCデスクにIKEAのラグカプテンを選んだ理由
ここからは、PCデスクに話題を移します。前述のとおり「狭くても卓上の作業スペースを確保したい」というのが条件で、適合するものが見つからず。結局、IKEAでデスクのパーツを組み合わせて2台連結することにしました。LAGKAPTEN (ラグカプテン)を選んだ理由は次の3つです。
- 天板の奥行きが60cmとノートPCを奥においても手前にスペースがある広さ
- 天板は3cmの厚みがあり、モニターアームを噛ませられる
- 強度のある構造ボードを使用しているので耐久性がある
- 横幅のバリエーションがあり、ちょうどいいサイズが見つかる
- 全部合わせて3万円以下という価格(トータル17,480円でした)
大型のL字デスクとなると3万円前後も当たり前のなか、2万以下に収まるコスパのよさは魅力的。サイズが複数あり、組み合わせて使えるのは狭小住宅にはありがたいです。
購入したのは次の内容です。
- LAGKAPTEN (ラグカプテン)テーブルトップ ホワイト 140×60cm 1枚
- LAGKAPTEN (ラグカプテン)テーブルトップ ホワイト 120×60cm 1枚
- ALEX アレクス 引き出しユニット 36×70cm ホワイト AP
- オディリス 脚 ホワイト AP CN
LAGKAPTEN (ラグカプテン)を2台並べて配置する
窓側には4つ脚をつけたノーマルなデスクを置き、アレクスをジョイントさせたLAGKAPTENをくっつけて配置しています。
これが完成形の状態。手前にメインで作業するPCとモニターを置き、窓側にサブで使うPCを置いています。改めて60cmの奥行きが作業環境にぴったりで、広々と作業できています。
L字にジョイントさせる上での工夫
天板と引き出しはセット販売もありますが、L字に組むためバラで購入しました。
というのも、この状態で置いてしまうと手前の脚が椅子だけでなく、自分の足も干渉してしまうのです。そのため、右側の脚をそのまま2本つけるのではなく、1本つけずに配置しました。
脚を1本つけないことによる耐久性の不安があったので、以下を工夫しています。
- 安定性のある引き出しユニットを左側の脚に選ぶ
- 机の裏にジョイント金具を取りつける
モニター2台など重いものを設置するため、安定性のある引き出しユニットを左の脚にしています。また、天板の裏側からはジョイント金具を2箇所とりつけました。
机がズレたりしないようにする目的と、立ち上がるときなど脚のない側に手をついてしまってグラつかないようにしています。
アイランド型配置とラグカプテンをデスクにした感想
奥行き60cmのラグカプテンを2台置いたことで、もとから狭かった部屋はさらに狭くなりました。ぱっと見ると圧迫感がある空間ではありますが、作業するときは視界の抜け感も確保したのでストレスを感じることはありません。
いかに限られた空間を有効活用するかが狭小住宅のテーマになりますが、デスク脚を引き出しにしたことで、収納を増やせたのも個人的には大満足です。
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