オブジェやキャンドルスタンドなど、インテリアのディスプレイアイテムは棚上に置くだけだったものの。並べるだけでは雑然としてしまい、せっかくの雑貨が活きない気がして……。リビングの壁の一部がアートポスターもなく、ぽかっと空いていることに気づき、DIYで飾り棚を設置することにしました。
壁も有効活用。飾り棚を作って、部屋を彩ろう
観葉植物や洋書、フラワーベースetc. インテリア雑貨が好きで、いろいろと買い足していましたが、飾るのはおもにリビングとダイニングに作った収納棚の上。収納家具の上に並べて飾っていると、なんとなく雑然としてきてしまうだけでなくインテリアとしても単調になりがち。そこで、このぽかんと何もない壁を有効活用し、飾り棚を取り付けることにしました。
飾り棚にはクリスマスやお雛様など季節の小物・雑貨や、小さなアートなど軽いものを並べて飾る想定です。
受け手なしのフラットさがいい。南海プライウッドのリブニッチ
飾り棚をDIYというとL字金具など棚受けがあるものが浮かびます。ただ、壁面に棚以外のものがつくと、壁周りがごちゃっとしてしまうだけでなく、せっかく飾る小物類よりも目立ってしまう恐れも。ミニマルなフラットデザインが好きなので、棚受けなしで設置できる、南海プライウッドのリブニッチという棚をチョイスしました。
家の部材を決める際に行ったショールームで見つけて、本当は建築時に採用予定でした。どこに設置するか迷っているうちに工事が進んでしまい、結局DIYで後付することに。必要なセットはハウスメーカーを通さなくても、楽天市場で購入することができました。
取り付けに必要な道具いろいろ
「リブニッチ」の梱包を解いたところです。取り付けのために必要な金具はセットされていて、あとは棚板と受け手となる木材が入っていました。取り付けにあたっては、次のものを自前で用意します。
- プラスのドライバー
- マーキング用のテープ、鉛筆など
- 木工用ボンド
- コーキング剤
このほか、我が家では軍手を使用しました。コーキング剤は壁と板の隙間を埋めるためのものなので、要不要は好みです。うちは楽天で壁の色に合わせて購入しました。
「リブニッチ」を設置する手順
まずは設置する位置を決めます。夫がだいたいこの辺?というところに棚板を合わせ、私は遠目からまっすぐになっているか、壁と窓との間のバランスをチェック。 取り付け場所が決まったら養生テープで位置をマークします。
次に棚板の受け手となる木材にネジを取り付けます。この木材が結構かたくて苦戦しました。うちに電動ドライバーがあるので、最初はそれを使いましたが歯が立たない……。そこでぐいぐい力をいれて、手で締め上げていくことに。
ネジが木材を貫通したら、壁に沿わせてネジをぎゅっと締めて取り付けます。プロユースの電動ドライバーがあれば一瞬でしょうが、家庭用では馬力が足りず。この作業だけで30分以上かかりました。
棚板の壁面設置側はこんな感じ。一部が空洞になっていて、ここに先程の木材を噛ませます。中はダンボールになっているから、棚板自体もとても軽量です。
木材に棚板の空洞部分を差し込むだけで設置は完了です。しっかり固定するために、棚板の内側部分に木工ボンドを伸ばしてからはめ込みます。
奥までしっかりとはめ込んだら、糊が乾くまで24時間は放置。翌日になって棚板を触ってみると、がっちり固定されていました。
棚と壁の間にできた隙間が気になるようなら、ここをコーキング剤をつかって埋めていく作業がこの次のステップです。
楽天で買っておいたコーキング剤。色のバリエーションが豊富で、壁紙に馴染む色が見つかるジョイントコークがおすすめです。初めてやる作業でしたが、歯磨き粉を伸ばすようにチューブを押して中のコーキング剤を絞り出し、隙間を埋めていきます。
飾り棚を取り付けてみた感想
インテリアを愉しむためにも、雑貨や観葉植物を飾るスペースは必要です。壁という空間を利用すれば、そのスペースはさらに拡がります。ここにアートポスターをかけていたこともありましたが、目の高さに棚ができたことで好きな雑貨が見やすい位置にディスプレイできて満足しています。
楽天で購入すれば後付けで誰でも設置はできますが、木材をネジで取り付ける作業はかなりの力作業でした。飾り棚がほしい場合、内装として建築時に取り付けてもらうのがおすすめかなという気がします。