家の印象を大きく左右する床材。幅が狭く、継ぎ目が目立つフローリング材が昔から好きではなく、当初から大理石調で探していました。Panasonicのショールームで見つけた石目調の「ラピスタイルフロア」が継ぎ目も目立たず、色も素敵だったので即採用。採用後、暮らしてみて感じたメリットとデメリットをまとめます。
我が家の床材はPanasonic「ラピスタイルフロア」
昔からフローリング材が好きではなく、ホテルライクなお部屋を目指していたので床材は大理石調で考えていました。ただ、思っていたより大理石調の床材を探そうにもコレといったものがなく。どうしようかと困っていた時、トイレと収納を見に行ったPanasonicの汐留ショールームで素敵な床材を発見! それが「ラピスタイルフロア」でした。
求めていた石目調であること、色も大好きなグレーで暗すぎない。継ぎ目もさほど目立たず、まさに探していた床材でした。白っぽいような薄い色だと、ゴミが本当に目立つんです。以前、真っ白な床のマンションに暮らして髪の毛1本でも目立つ暮らしに疲れていたから、濃すぎず薄すぎない床色はマスト要件だったのです。
照明の加減によって色の見え方も多少変わりますが、この写真が一番現物に近いと思います。明るいグレーで、上品なのが気に入りました。撫でるとツルツルではなく、滑らかだけど石の感触もしっかりあります。我が家は1階と2階に採用しました。
ラピスタイルフロアのメリット
とある日の2階リビングダイニングの様子です。グレーといっても、日中のこの時間は光も程よく反射して、とても明るい空間になっています。この家で春夏秋冬とワンシーズン過ごしてみて、ラピスタイルフロアのメリットとデメリットが見えてきたので、ここでまとめておこうと思います。
- 和にも洋にも合わせやすい
我が家は和と北欧のミクスチャースタイルですが、どちらにもマッチする床材です。インテリア知識がない私でも、センスよくインテリアをまとめることができたのは、この床材のおかげだと思います。 - ひんやり気持ちいい足ざわり
もともと祖父母宅の畳で暮らすのが大好きで。スリッパがどうにも馴染めず、自宅ではもっぱら素足で過ごすことがほとんど。真夏は歩くたびにひやっとして、さらさら気持ちのよい足ざわりがとても気に入っています。 - 空間が広々見える
303mmと板幅が広く、奥に向かって縦方向に床材を並べて貼ってあるため、我が家のような15坪の極小住宅でも視覚的に奥行きがうまれ、空間に広がりがあるように見えます。フローリング材がニガテなのはまさにこれで、板幅が狭いので継ぎ目が多く詰まって見えることで、狭く見えるのです。 - ゴミが目立たない
毎日掃除機を掛けられればよいのですが、共働きでなかなかそうはいかず。ちょっとしたゴミが目立つと困るのですが、ラピスタイルフロアの場合はゴミが目立たないのが嬉しいです。
ラピスタイルフロアのデメリット
では逆に、ラピスタイルフロアのデメリットはないのでしょうか。InstagramからもいくつかDMでお尋ねがあったので、デメリットも挙げてみます。
- 冬はかなり冷える
マンション時代は一年中素足でペタペタ歩いていましたが、ラピスタイルフロアにしてからはモコモコのソックスを履くようになりました。夏でもぬるくならないだけあって、冬はとにかく床が冷えます。 - 硬いだけに落下物は割れる
素材が素材だけに、床は固め。そそっかしいタイプで床によく、コップ等を滑り落とすのですが一瞬で割れます。柔らかいフローリング材だと落ちてもモノによっては割れないのですが、ラピスタイルフロアはそうはいきません。ニトリのフライパンは落下した際にフライパンのほうが曲がったほど。逆にいえば、床に落下物による凹みがつきにくいという考え方もできます。小さなお子さんがいるお宅は、転ぶと結構痛いかな?と思うので要検討かもしれません。
以上、ラピスタイルフロアを採用して気づいたメリットとデメリットをまとめました。デメリットはあるものの、やはり見た目とさらさらとした足ざわりがお気に入り。お部屋がグッとモダンに仕上がるので、個人的にはおすすめしたい床材だと思います。
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