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家づくりで迷った時の解決法! 模範となる家を決めて真似てみよう

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家づくりのプランニングを進めていく過程で起きる「色迷子」。色に限らず、内装決めにおいて壁紙や扉、床など色やテイストで迷いが出てしまい、なかなか決定できないことは多々あります。そこで家づくりの最初に範となる、インテリアや家のモデルを決定する「ベンチマーキング」の手法がおすすめ。テイストを寄せて選んでいったり、迷ったとき立ち返ればスパッと決めていくことができます。これから家づくりを始める人や、すでに迷子になっている人におすすめの方法を解説します。

まず知っておきたい「ベンチマーキング」のこと

「ベンチマーキング」とは基準や指標を表す言葉で、他社の優良な事例や製品を分析して取り入れていくことを意味します。WEB業界ではよく提案時に競合他社のサイトを分析し、ベンチマークサイトとして目標化。発注側とも共有することで、ブレなくよりよい納品物を制作できるよう進行させていきます。

いうなれば「真似したい家をみつけて、そのまま真似してみよう」ということ。その上で、オリジナルの要素を加えていくとブレたり迷ったりすることなく、スムーズに家の内装や仕様が定まっていきますよというお話。

Instagramや雑誌などで目にして気に入った家やインテリアをピックアップ。1~3つ程度、範とする物件を決定しておきます。そして外壁や内装、インテリア決めの際に範となる家やインテリアと同じカラーリングや質感、配置で選んでいくと決定がスムーズになります。

自分の好きな家のテイストを見つめなおす

かくいう私も最初は漠然と「テシードのイギリスっぽい壁紙を使いたい」「キッチンのタイルは緑にしたい」「エコカラットの石っぽい雰囲気がいいな」「床はシャビーシックなグレー」などイメージが定まりきっていないのに、パーツの好みを優先してしまっていました。当然、部屋ごとに見たときに全体的なまとまりもなければ、しっくりこない…。「これで本当に合う? 変じゃない?」の自問自答を繰り返していました。

そこで改めて自分の好きな家ってどんなものか考えてみることに。「これ素敵だな」と、思っていたのが石の壁や和の雰囲気があるジャパニーズモダンな家でした。

私的ベンチマーキング1:ホテルオークラ

ジャパニーズモダンの傑作と名高い、ホテルオークラ。この程よい和洋のミクスチャースタイルが昔から大好きで。訪れるたびにうっとりしていた大好きなインテリアテイストです。

空間に映える緑も大好きな雰囲気。これに近い雰囲気の施設だと、アマン東京のラウンジも好み。

私的ベンチマーキング2:前川國男自邸

東京たてもの園に移築・保存されている、建築家の前川國男邸。木造モダニズム建築の傑作ともいわれている作品ですが、中学生くらいの頃に見てからというもの大好きな建物のひとつです。明るい開放感あるリビングと緑の調和、格子窓が美しくて。

家づくりに迷ったとき、改めて出かけて見学しましたが「やっぱりいい!」と自分の好みを再認識。

外観は木の板を張り巡らしているので、このまま同じように作るわけにもいきませんが石造りの塀も大好きなテイストです。

私的ベンチマーキング3:イギリスの邸宅やホテル

大好きで仕方ないイギリス。いろんなスポットを見学もしましたが、なかでもシックなグリーンの壁紙は心惹かれるものがありました。

この写真はロンドンにあるシャーロック・ホームズ博物館。名探偵シャーロック・ホームズが住んでいた…という設定の世界観が投影されているのですが、人気ドラマ「ダウントン・アビー」の長女・メアリーの部屋もこんな深い緑色の壁紙が貼られていました。

これはハリーポッターの映画にも出てくる、セントパンクラス駅の上にあるセントパンクラスルネッサンスホテルのスイートルーム用ロビー。赤と白のぱきっとしたコントラストがとっても大好きなんです。

好みのテイストを分析してみる

1と2を分析してみると、これらで共通するのは次の要素があることでした。

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  • 石目調
  • 格子窓
  • グリーンが映える空間
  • 和モダン
  • 薄い色の木製家具

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そういう意味では、エコカラットのストーン調に心惹かれるのも納得でした。そして、これが自分の好みの核だとすると、この要素を散りばめた家づくりが自分的に正解なんだと気づくことになりました。

どのように範を活かして家づくりをする?

ゼロからこんな世界観をつくるのは無理があります。そこで、ホテルオークラのロビーと同じカラーリングでリビングを作ることに。我が家ではこんなふうに置き換えてみました。

置き換え

  • ホテルのカウンター周り(黒&ゴールド)→キッチンとタイル
  • ロビー→リビング(石目調の壁、茶の造作家具、格子窓)
  • 木の天井→木目調の壁紙

出来上がっているデザインからトレースするので、仕上がりもブレずに色迷子もなくなりました。ちなみにイギリスの邸宅風のテイストは、プライベートなエリアである寝室に取り入れることに。緑の壁紙とマホガニー材の家具で構成する予定です。家全体のテイストを揃える考え方もあるのでしょうが、自分が済んでいて心地よいことが最優先。好きなものを散りばめた家づくりにしようかと。

家づくりに行き詰まったら、一度リセットして自分の好きな家がどんなものか立ち返ってみてください。その上で、ベンチマークした家やインテリアをそっくりそのまま家に当てはめてみると、すんなり決めるべき色や設備が決まっていくはずですよ。

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