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どこまで自由に設計できる? オープンハウス・ディベロップメントで建てるセミオーダーの家

オープンハウスの系列会社で「セミオーダーの住宅」をウリにしているオープンハウス・ディベロップメント。オープンハウスの土地を買うと、参考プランとしてディベロップメントの建築例が付いてくることも。セミオーダーとは、具体的にどんなオーダーができるのかまとめておきます。

目次
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土地についてくる建物参考プラン

オープンハウスで土地を買うと、1,000万円台の建物参考プランがついてきます。たとえば我が家の場合はこのようなプランでした。

3階建て、食洗機、床暖房、浄水器、ワイヤレスホン、UB乾燥機、カードキーなどの仕様がついて価格は1,180万円(税込)となっていました。この土地の建築における建ぺい率などの諸条件も右側に付記されていますが、3階に水回りを持ってくることは不可など細かな注記もありました。

間取りは自由に変えられる

参考建物の図面どおりに建てる人もいるそうですが、家族構成や暮らし方など買い主の希望に沿って参考建物の図面を変えることも可能です。たとえば3階に3部屋あった場合に「夫婦の寝室は1階、子供部屋は2つでいい」お宅なら2部屋にしたり、1階の部屋をウォークインクローゼットにしたりといった具合。

部屋の増減だけでなく、収納を増やしたり部屋の位置を変えたり。スペースを広くすることも建築条件内であれば可能です。

私は車の免許がなく、夫も東横沿線育ちで学生時代から運転していない人でした。今後も駅近で暮らすことになるので、車をもつ予定はありません。駐車場スペースはムダになるので削れるかどうか営業さんに確認したところ「容積率の関係で、まるごと潰すのは難しいかもしれません」とのこと。

逆に言うと容積率をクリアすればいいので、上の階のベランダスペースを増やしてみる、中庭を作るといった間取りを組むことで解決できそうです。

参考図面通りに建てると上物は1,180万円になりますが、駐車場を潰すなど大きく間取りを変えるといくらになるのでしょうか。オープンハウス・デベロップメントの設計に確認すると「見積もりは55万円×坪数が計算式なので、どう変えようが同じ額になります」との回答が。

増床したり吹き抜け、ロフトを作るといった特殊なものはオプションになります。ただ間取りを変更するだけならばある程度自由が効くといえそうです。

標準プランとオプション

オープンハウス・デベロップメントが謳うセミオーダーの住宅。間取りの変更だけでなく、壁の色や壁紙、床色、キッチンの扉など内装や外装も希望に合わせて建築・設計ができます。

標準プラン

内装や外装、参考図面に記載されている設備のうち、標準プランのカタログから壁紙や床材、キッチン、ドア、外壁など採用するものを選びます。その名のとおり、 標準仕様のなのでどれを選択してもプラスされる金額はありません。標準プランだけで構成すれば、費用が最もミニマムに押さえられます。

オプションプラン

差額を支払うことで、耐火性能や耐久性をアップグレードすることができます。ほかにも収納やロフトを加えたい場合、キッチンからトイレなどの水回りの設備のグレードを上げることも可能です。

カタログに掲載されている価格はグレードアップした場合の標準プランの差額か、オプション価格になるので、オプションプランをつければ参考価格にプラスオンされていく仕組みです。

具体的には次のようなオプションがあります。※価格は記事作成時のものです

オプション金額の例

  • ロフト増設(350,000円/坪
  • 吹き抜け(300,000円/坪)
  • IHクッキングヒーター(311,000円・Panasonic ラクシーナ)
  • システムクロゼット収納(51,800円~)
  • ランドリー収納(33,000円)

大抵の人がオプションをつけるらしく、300~500万程度のプラスが多いそう。夫婦で追加費用をいくらかけるか予算を決めておき、いったんフルで加算して予算オーバーをしたら削っていくのがよいと思います。うちもカタログを参考に設備を検討したところ、オプション費用は350万ほどになりました。

設備・仕様はバリエーションが豊富で、カタログを見ているだけでも楽しくなります。そのため、ついついあれもこれもとオプションがかさんでいくのもまた一興…。オープンハウスディベロップメントで選べるメーカーも記載しておきましょう。メーカーは年度によって入れ替えがあるので、あくまでご参考程度にどうぞ。

選べる設備・建材メーカー例

  • LIXIL
  • 朝日ウッドテック
  • Panasonic
  • サンゲツ
  • 南海プライウッド
  • 大建工業
  • クリナップ

WEBカタログのIDとパスワードを発行してもらおう

オープンハウス・ディベロップメントとの設計の打ち合わせは、土地の引き渡しが行われるタイミングからスタートします。うちの場合、土地を購入してから名義変更の都合で引き渡しには1~3ヶ月ほどかかり、家づくりがその間まるっと中断してしまうことに。

設計との打ち合わせは回数が決まっていて、超過すると追加料金が発生してしまう仕組み。そのため、設計士との打ち合わせが始まる間に、自分達が建てる家の間取りや内装・設備の希望をしっかり固めておくのがおすすめです。

といっても、なにをどう選べるのかわからないと進めにくいもの。土地の営業さんに依頼して、会員サイト上にUPされているカタログを印刷してもらいましょう。打ち合わせが始まる前には、オープンハウス・ディベロップメントから会員IDとパスワードの連絡が来るので、WEBカタログで閲覧も可能です。

オープンハウスはどこまで自由に設計できるのか

セミオーダーの注文住宅を謳うオープンハウス・ディベロップメント。やりとりを進めてみて、個人的な感想はこんな感じです。

メリットデメリット
希望に合わせて間取りを変えられる(一部)
欲しい収納や不要な設備は増減できる
豊富な設備、仕様から選べる
プランにないものは採用できない
施主支給は不可
打ち合わせ回数が決まっている ※有料で追加は可能

間取りは建築基準法や諸条件などの範囲内かつ、オープンハウス・ディベロップメントの定める基準をクリアする範囲内で自由に変更することができます。我が家では駐車場が不要だったので、中庭を希望した際、参考建物価格に100万ほどプラスで間取りを変更してもらえました。

「部屋数は要らない」「収納はまとめて一箇所に納戸が欲しい」「ウォークインクローゼットを作りたい」などの要望も反映できます。標準プランもオプションプランも、LIXILやPanasonic、クリナップ、サンゲツなど大手メーカーがラインナップ。思ったよりも設備の選択肢は多いです。

では、不自由な点はどんなところにあるのでしょうか。

オープンハウスは各メーカーから大量仕入れをして、安価で提供しているためプランのカタログにないものは採用ができません。たとえば私がどうしても付けたいと思っていたのが、テシードというメーカーの壁紙と名古屋モザイクタイル。オープンハウスでは、2020年当時、壁紙はサンゲツ、タイルはLIXILのなかから標準プランとオプションで選ぶ仕組みです。そのため、自分で購入したものを現場に持ち込んで施工してもらおうとしても不可でした。選べるメーカーはその年によって変わるので、なかには「私のときは名古屋モザイクから選べた!」という例もあり、希望のメーカーがある年はラッキーといえるのかもしれないですね。

オープンハウスのセミオーダー住宅とは『決められた範囲内の自由でマイホームを作り上げていくもの』といえるでしょう。とはいえ、プランは豊富なバリエーションが揃っているので、組み合わせ次第で画一的な家ではなく個性を出すことも可能だと思います。

壁紙に限らず、タイルやキッチンなどメーカーにこだわりがある人には不自由さを感じるかもしれません。最終的に、我が家は「せっかく建てる家だから、完全に自由に造りたい」とオープンハウスディベロップメントではなく、系列会社のアーキテクトで建てました。費用は600万ほどUPしてしまいましたが、ゼロから自由に作れる楽しさがあって満足しています。

家を安く作れるメリットは大きいので、低コストで家づくりをしたい人にはとってディベロップメントはおすすめだと思います。

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