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【オーナーからのお願い】居住中の中古マンション、内覧時に気を配ってほしい10のこと

住み替えのために中古マンションとして売却することになった我が家。居住中の状態で内覧会をして、たくさんのご家族を実際にお迎えしました。そのなかには「これは困った!」と思うご家族もチラホラ…。オーナー側の心情として「居住中の中古マンション、内覧時にはこうしてほしい」と思ったことを実例を交えてご紹介します。

目次
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条件が定まってから来てほしい

どこの街に住むのか、新築か中古か、戸建かマンションか。物件購入を決めるにあたって初期に決めてあるはずの事柄が、ゼロベースの状態で来る例が何度かありました。これは仲介する不動産会社にも問題がある例(いわゆる当て物件に使われている)ですが、内覧に来た当日にこんなことを言われたことがありました。

40代女性

どのエリアに住むか、持ち家か賃貸か全部これから決めるので。

ご夫婦でいらっしゃいましたが、現在の住まいは隣の区。奥様のご実家がある千葉で探すか、職場に近い都内にするかも決めていないとのこと。エリアも決まっていなければ、この物件の詳細に興味があるはずもなく。営業の説明にも関心を示さず滞在時間10分未満でお帰りになりました。

20代ご夫婦

まだマンションか戸建にするか夫と意見が割れていて、決まってないんですよね。

まずは新築のモデルルームや退去済み物件がおすすめです。条件が決まっていないなか、はじめての内覧するのに居住中の物件を選ばなくていいのではと心底思いました。

興味をもって来て下さる人のため、内覧日には前日から全部屋を徹底的に磨き上げて準備しています。午前9時に来る時には6時に起きてシャワーを済ませ、浴室をしっかり乾燥。キッチンも当日はキレイな状態をキープするために、食事は内覧の合間にUberEatsを頼んだり買っておいたパンをかじったりしています。本当、決まってから来て下さい…。これはオーナーからの心の叫びです。

内覧に来る人数は絞って来てほしい

物件の性質からDINKSや結婚したばかりの若いご夫婦が多く、基本は2人の内覧希望者+仲介業者1名でした。なかには我が家が依頼した仲介業者以外の業者から内覧の相談があると、仲介業者が2社(名)同席。うちは夫婦でお出迎えしていたので、72平米の部屋に多いときは6人で内覧していました。

ところが、なかには若いご夫婦の両親もセットで来るパターンも何組かありました。頭金を援助するので自分たちの目でも確認したいのでしょう。ご夫婦それぞれの両親もぞろぞろと来られたときは夫婦+両親4人、仲介業者2名と10人での内覧でした。廊下や洗面所など窮屈になりながら内覧を終え、翌日にはお断りのお返事が。

30代 男性

思っていたより狭かったです。もっと広い部屋に両親たちを招きたいので止めます。

両家とても仲良しだそうで、頻繁に集まって食事会をしているそうです。奥様のご希望もあって庭でバーベキューができる家を探すことにしたとか。

「そりゃあ、この人数で来れば狭いでしょうね」という感想しか出なかったです。そもそも新型コロナの流行期の売買なので内覧時には換気にも気を配っています。できるだけ人数を絞って来てほしいというのがオーナーの本音です。

無視しないでほしい

仲介業者を伴って内覧が始まりますが、玄関でまず私たちオーナーとご挨拶するのが一般的です。「おはようございます」「今日はよろしくお願いします」と言ったかんじです。本当に普通のことなんですが、ひとことも喋らずに家にあがって室内を見回して帰る人もいます。

室内の案内も基本的には仲介業者が行います。ただ、なかには連れてくるだけで「じゃ、詳しくは実際に住んでおられるオーナーさんから」と、こちらにバトンを渡される場合もありました。リビングについている床暖房の説明や、収納の話など説明しても聞く気がないのか別の部屋に行かれてしまうと存在そのものを無視されているようで悲しいです。

こちら側には押し売りする気も能力もありません。家主がいるとやりずらいようなら、事前に仲介業者を介して相談いただければその時間だけ外出するとか対応しやすいです。

子連れの場合は、目を離さないでほしい

ドアを開けるなり「ちょっと! ベビーカーここに置いてもいいですか!」と、けたたましくやってきたご一家がいました。海外セレブが使うような大型のベビーカーを玄関の壁にゴツンゴツン当てて入ってきたかと思ったら、仲介業者が室内に入り切るよりまえに3人の小さなお子様が廊下を猛ダッシュ。

いやな予感がしましたが、ご夫婦は内覧に集中。その間、お子様方はそれぞれ寝室のベッドにダイブしたり、ソファで絶叫しながらトランポリンをしたり。一人見かけなくなって探してみたら、本棚から見つけたマンガを持ち出して読みふけっていました。

仲介業者2社が同席していましたが、どちらも売り込みに集中していてお子さんにはノータッチ。両親の関心が自分たちに向いていないのがわかるか、壁や床を蹴り続けてアピールを始めるなど散々でした…。

売出し中とはいえ、まだ居住中です。近所への騒音も困りますし、なによりベッドやソファから落下されたら一大事。部屋のものを勝手に移動させるのもトラブルのもと。お互い良いことがないので、目を離さない状態で連れてくるか、内覧日には預けて来るかにしていただきたいです。

内覧中は大騒ぎしないでほしい

売出しているとはいえ、まだまだ売却が決まった後も引き渡しまでは居住する物件です。上下左右には隣人が暮らしているので、騒音は配慮をしてほしいところ。たとえば40代のご夫婦が内覧にいらした際のこと。土曜の朝9時から来ているにも関わらず、玄関ホールで「うーわー、ここめっちゃ広い!」と大声を挙げて入ってきたかと思いきや「だからって壁薄いとかじゃないよね?」と壁をゴンゴン叩いて回り…。

ベランダも眺望も確認するために、一度は皆さん外に出るのですが「おおー!こうなってるわけね! ◎◎(奥様の名前)も来いよこっち!」と大声を出され…。自分もそうですが、土日はゆっくり起きるご家庭も多いのでヒヤヒヤしました。

大騒ぎだった子連れ一家も含めて、これは珍しいケースではあると思います。内覧する物件には、今後もしかしたら隣人になるかもしれない人たちが暮らしています。共用部分では声のトーンを落としていただいたほうが良い気がします。

収納扉を開ける場合は一声かけてほしい

内覧時には仲介業者が「ここ見てもいいですか」と言って確認をとりますが、なかには無言でどこもかしこも開けて確認している人も…。収納は女性にとって最大の懸念材料。基本はどこも開けて見てもらえるよう、収納のなかも見られて困らないよう整えてからお迎えしています。収納力も自慢の物件だったりするので、しっかり見てもらいたいのはやまやま。でもプライバシーもあるので一声かけてから見てもらえたらなと。

なかには「これからいいですか?」と、直前の来訪で片付けが行き届かない時や、雨が続いて洗濯物が干せずに衣類が溜まっていることも。そんなときは3つあるクローゼットのうちのひとつに押し込んで応急処置を取ることもあります。そういう場所は開けられたくないので、「こっちは開けてもらって大丈夫ですよ」というジャッジはオーナー側にさせてほしいなと思います。

写真を撮るときにも一声かけてほしい

私自身も家を買うときに、あとで見返せるよう部屋の写真を撮りたくなったものです。だからこそ、写真を撮って比較検討のときに見返したい気持ちもよーくわかります。でも、居住中の住戸で知らないうちにパシャパシャ撮影している姿を見ると、ちょっと怖くなってしまいます。

一度注意をしたところ「だって物件情報にだって載せてるじゃないか!」と、お叱りを受けたことがありました。物件情報の写真は仲介業者と話し合って撮る場所を決めて撮影しているもの。自由に撮影を許可しているわけではないのです。

なかには業者が内覧に紛れることもあったり、デートで来られることもあり。SNSにUPされるのは防犯的な側面からも避けたいので、一声かけてもらえると安心します。

お声がけいただければ「ここのあたりならどうぞ」とか「人が写り込まないようにお願いしますね」と言えるのですが、ふらふらっと一人で違う部屋に行って撮影している姿を見かけると怖くて仕方ありません。

前日・当日の直前キャンセルは凹みます

前述のとおり自分の家は少しでもよい印象をもってほしいから、前日から夫婦で半日かけて大掃除をしてお迎えしています。それだけに前日の夜や当日など直前のキャンセルがあると、かなり凹みます。

「子供が熱を出したから」「両親の具合が悪くなった」など理由はそれぞれ。やむを得ないものもありますが、連絡なしで来ないケースもちらほら。できる限り予定どおりいらっしゃってくださると嬉しいです。

突然「これから行きたい」はキツイです

内覧を受け付てからというもの、基本は土日を空けていました。土曜の夜に「明日内覧が入ったんですが」と電話があれば対応ができますが、内覧の予約もない日は買い物に出ることも。

「今日これから行きたいというお客さんがいるんですが…」と仲介業者から連絡が入ることもしばしば。当日突然の内覧希望はオーナー側からすると「時間があるから、ついでにもう1軒見るか」「暇だから行くか」といった軽いノリで来るお客さんという印象です。本当に見たかったらその日は断っても後日改めて来るはずなので、無理して応対することはありません。

もし、忙しくてたまたまその時間だけぽっかり予定が空いたから見に行きたいというのであれば、その旨を仲介業者に申し添えていただくとオーナーも柔軟に対応したくなるはずです。

手土産のお菓子は要りません

不動産情報のサイトで、ごくたまに「内覧には印象をよくするため手土産を」と書いてあるものも。それを知ってか知らずか、菓子折りを持参されたご家族がありました。

オーナーとしては、物件を購入候補として見に来てくれたことだけで嬉しいものです。どんな質問にも丁寧にこたえるつもりで立ち会いますし、熱心に見ていってくださることが一番。過分なお心遣いは無用です。

たくさんの内覧希望者をお迎えしてみて、実際にあった困りごとから「こうあってほしい」という願いを込めてオーナー側の心情をまとめてみました。売り出しているといっても、モデルルームとは異なります。人の家にお邪魔するという基本的なことさえ理解していれば、問題なく過ごせるはず。

申し込みが同日にあった場合には先着が優先されるものではありますが、人間なので当日の印象は強く残っているもの。あまりに嫌な思いをした場合は「お帰りください」と、内覧を途中でお断りしたり申し込みがあってもお断りすることもあります。逆に熱心にメモをとって家具の配置の相談までしてくれた人には、なんとか順番に関係なく購入が決まってほしくて調整をお願いしたこともありました(結果的にはローン審査でご縁には繋がりませんでしたが)。

長く住むための物件探し、いいご縁に繋がるための参考になれば幸いです。

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