買ってよかったモノなどまとめています。▶ 楽天ROOM

狭小地だと選べるハウスメーカーの幅も狭くなる理由

私たち夫婦が買ったのは15坪の小さな土地でした。駅から近いし夫婦ふたり暮らしだし。割り切って買ったものの、困ったのは肝心の家を建てるハウスメーカー探しが難航したことでした。なぜ小さな土地だとハウスメーカー探しに苦労するのか、その理由をまとめます。

目次
世界中から厳選した家具・インテリアの通販サイト MAARKET

狭小地を買うと不自由が多い

最終的には、土地を買ったオープンハウスの子会社で注文住宅を作っているオープンハウス・アーキテクトにお願いすることになりました。狭いとはいえ、買ったのは人気エリアの駅前の土地。土地代がだいぶかかってしまい、上物にかけるお金はできるだけ削らねばなりません。

普通なら「ここの会社で作って欲しい!」と、実例をみたりして選定するのかもしれません。我が家の場合は「狭小住宅をローコストで作ってくれる会社」という縛りのなかで探したため、骨が折れる作業でした。実際にハウスメーカーを選定~契約するまでに、次のような障壁がありました。

  • 資料一括請求サイト
    間取り作成と資料請求の依頼を出すものの15坪は狭小すぎて断られる
  • 狭小住宅の実績があるメーカー
    2階建てまではやっているが、3階建てはやっていない
  • ローコストを謳うメーカー
    値段を聞くと圧倒的にオープンハウスディベロップメントのほうが安く、他が高く見える

それぞれ、具体的に見ていきましょう。

困ったこと1:狭すぎて断られる

テレビCMでよく見かけるような大手のメーカーは、電話での問い合わせで我が家の坪数を伝えると軒並み「うちではちょっと……」と断られてしまいました。ほとんどが30坪~を想定した建物なのか、狭小住宅の定義も20坪クラス。

条件を入力すると見積もり図をまとめて取り寄せられるWEBサービスもありますが、まさかのひとつも貰えないという結果になってしまいました。

困ったこと2:3階建てを作れる会社が限られている

もうひとつ盲点だったのが「うちは3階建てはやっていないんです」という回答。狭小住宅の場合、どうしても上にスペースを伸ばしていくことになります。2階建てが一般的な日本の住居において、3階建てを作れる会社はそう多くなかったのです。

マンションの売却を相談していた不動産仲介業者さんが、土地をオープンハウスで購入したことを伝えると「ディベロップメントもアーキテクトも3階建てを作り慣れているので、間取りや収納のアイデアなんかもあるんじゃないでしょうか」とおっしゃっていましたが、狭小住宅を多く手掛けているところを探すしかないんだな、と腹落ちした瞬間でした。

困ったこと3:狭小住宅は割高になる

狭すぎる土地には選択の余地がないことを悟り、それからは狭小住宅を手掛けているハウスメーカーに絞って探すことになりました。それでも20坪以下となると難色を示すところも多く。やっと参考のプランを貰えたところも、見積もり例では割増料金がプラスになっていました。

その理由として、具体的に工事に手間がかかることを説明してくれたメーカーさんもいました。都心部の住宅街だと、家と家との間隔も狭い上に道幅も狭いところがほとんど。我が家の土地もまさにそんな場所で「資材の運び込みをトラックで横付けにしてできるわけじゃないので、近くに止めて搬入することになるんです。結果手間賃がどうしてもかかってしまうんです」と言われたときには納得でした。

ちなみに私たちの家は最終的にオープンハウス・アーキテクトで決定しましたが、やはり30坪以上が標準プラン。1坪減あたり10,000円割増となる小規模割増料金がプラスになってしまいました。これが地味に負担増でした。

困ったこと4:ローコスト住宅のプランも適合しない

問い合わせたハウスメーカーのなかには「狭小住宅、うちはできますよ!」とお返事してくれたところもありました。埼玉県や千葉県、東京都で展開しているポラスグループもそのひとつ。オープンハウス・ディベロップメントのようにセミオーダー式でローコスト住宅を建てられるモクハウスというプランを知り、資料を取り寄せてお電話で話も伺いました。

でも、結果的にはオープンハウス・ディベロップメントが提示価格が破格値過ぎて、見比べると高い印象になってしまい手が出せず。さらに「3階建ては何棟か作ってはいるけど、数としては多くないんです」というお話もあって、見送ることになりました。

と、このように候補に上げたところのほぼすべてが何らかの理由でNGという憂き目に……。選択の余地がほぼなく、そしてマンションの売却も進めている都合上、時間をかけることもできず。狭小地を買うとこんな困ったことにぶつかるのだな、と思ったので備忘録として残しておきました。

狭小住宅を安く建てたい、というのはなかなか難しい条件なのかもしれません。もし、これから駅近の土地を買って家を建てたい人がいたら、こうした不自由があることも含めて土地探しをするとよいと思います。

あくまで個人の見解ですが、駅前の土地を買って狭小住宅を建てるOPEN HOUSEの物件は、値段を考えると結果的にセミオーダー式のディベロップメントか注文住宅のアーキテクトのいずれかにならざるを得ないのかなと感じました。もちろん予算があって、広さに余裕のある土地を買えばこの限りではありませんが。

応援クリックをお願いします!

にほんブログ村 インテリアブログ シンプルモダンインテリアへ
にほんブログ村 インテリアブログ モノトーンインテリアへ
にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 ローコスト注文住宅(施主)へ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

世界中から厳選した家具・インテリアの通販サイト MAARKET
目次